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3・11閖上追悼イベント2015

写真: 3・11閖上追悼イベント2015

写真: 東日本大震災から5年が経ちました。。。 写真: よみがえれ!日本〜東日本大震災後の跡で

宮城県名取市の閖上の地より、3/8の写真を紹介します。
東日本大震災で亡くなられた700人余りの御霊を祈る追悼イベントでした。
旧閖上小学校で、そのイベントは有りました。
今日(3.11)もイベントがやっているはずですが、
日曜日にもやって、地元の人が集まりやすくする目的でしょう。

名取駅まで汽車で行って、そこからタクシーで行く予定でした。
そこで気さくな御爺さんの運転手さんに出合い、そこからタクシーで現地に行きました。
だんだん話をしているうちに、「家はない、仮設住宅に住んでいる」と言った時、私は黙ってしまいました。。。
「それは御気に毒に。。。」と言いたかったのですが、言えませんでした。

帰りも、私はタクシーを行きで来た運転手さんを呼びました。
帰りは暗い中で、楽しい趣味(カメラ)の話をしました。
名取駅で「あなたも(カメラ写し)がんばれよ〜」って、言って下さいました。
偉く感動し、別れました。。。

2015.3.11現在の朝日新聞のデーターです。
岩手 死者4,673人 行方不明者1,129人 震災関連死446人 仮設住宅入居者 1万3,079戸
福島 死者1,612人 行方不明者202人 震災関連死1,793人 仮設住宅入居者 3万2,590戸
宮城 死者9,539人 行方不明者1,249人 震災関連死900人 仮設住宅入居者 3万1,007戸
全国 死者1万5,891人 行方不明者2,584人 震災関連死3,194人 仮設住宅入居者 8万7,635戸

「東北六魂祭」の仙台大会での少女が作文を読み上げました。
これは昨年もその前も読んだと思いますが、素晴らしい作文なので、
読み上げます。

〜私は、3月11日午後2時46分に起こった東日本大震災で、家を、小学校を、
そして、大好きな町・閖上(ゆりあげ)を、津波で全て失ってしまいました。

私にとって、閖上は、とても、大切な存在でした。

小さい頃、可愛がってくれたおじいちゃんと歩いた商店街、
「りほちゃん、りほちゃん」と声をかけてくれた近所のおばちゃんたち。

松林越しに吹く潮風を感じながら過ごす毎日。

そして、きらきらと輝く穏やかな海。

そんな沢山の思い出が詰まった町は、あの日の津波が一瞬で消してしまいました。

地鳴りが鳴るほどの大きな地震の後、私たちは、すぐに、体育館に避難していました。

しばらくして、ラジオを聴きながら、
外を見ていた人の「津波だぁ」と叫ぶ声が、体育館に響き渡りました。

そして、屋上に上がり、見た光景は、津波が渦を巻き、覆いかぶさってくるように、
車も、家も、人も、街も、黒い闇のように奪っていく、
あの大好きな海の変わり果てた姿でした。

呆然としていた私たちに、冷たい雪が降ってきました。

一晩中、真っ暗な校舎の中で、寒さに凍えながら、テスト用紙を床に敷き詰め、
みんなで励まし合いながら、助けを待っていました。

時間が経つにつれ、頭の中が真っ白になり、
ただただ、恐ろしい時間が過ぎていきました。

私たち兄弟は、家族のことを考えながら、空を見ていました。

私たちの不安な気持ちとは裏腹に、あの日の星は恐ろしいほど光って、
私たちを励まし続けてくれました。

そして、いつもは町の灯りで見えなかった小さな星たちが、
大きな大きな希望の光となり、照らしてくれていたのです。

あれから4カ月が過ぎ、私は今までの友達と、また、学校に通うことができています。

それは、自衛隊、消防、警察の方々、全国、
そして、世界の皆さんが支えてくれたおかげだと思います。

本当に、ありがとうございました。

今、多くの皆さんは、きっと、もとの生活をしていると思います。

あの日、私たちは、大切な多くの命だけでなく、すべてを失ってしまいました。

でも、どんなに苦しい思い出であっても、
私たちは一つの経験として、未来へ一歩を踏み出そうとしています。

だから、この震災を、心の片隅で構わないので、覚えていてください。

震災をきっかけに、沢山の人の優しさや温かさを感じることができました。

将来、私は、元気を与えてくれた方々に、ありがとうと恩返しをしたいです。

感謝を忘れず、精一杯、生きていきたいです。

When the blazing sun is gone

When he nothing shines upon

Then you show your little light

輝く太陽がなくなったら、私が小さく輝けばいい。

小さな私でも、誰かの心の光、希望の光となるように、一生懸命頑張ります〜

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コメント (2)

  • okitonbo

    グルメと旅さん、こんにちは。

    被害にあわれた方たちが、前向きに懸命に頑張っておられるのに 復興が 遅々として進んでない様子を テレビで見るたび もどかしさ 腹立たしくなります。(-_-;)

    2016年3月11日 10:22 okitonbo (2)

  • グルメと旅

    okitonboさん、今日は。
    ええ、かっての故郷に戻れず、疲弊と「もどかしさ」が続いているようです。
    復興とは、何かなとさえ思う私です。

    2016年4月2日 10:57 グルメと旅 (79)

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