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名取市閖上地区を訪れて15〜震災から1年後の現状 鎮魂(3)

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写真: 名取市閖上地区を訪れて15〜震災から1年後の現状 鎮魂(3)

写真: 名取市閖上地区を訪れて14〜震災から1年後の現状 鎮魂(2)

震災1年を機に、日和山に建てられた東日本大震災の犠牲者の慰霊碑です。慰霊碑を撮影するのは死者を冒涜する行為かなと考えなくもなかったのですが、現実を伝えるためと、亡くなった方の死を無駄にせず、今後の防災に活かしてもらえるならとあえて撮影してみました。合掌。
慰霊碑の裏に広がるのは、日和山からは北東方向になる名取川河口付近です。



★今回は写真を全部で15枚撮影してきました。画面中央に出て来る矢印をクリックすれば順に見ることが出来ますので、ぜひご覧ください。
閖上地区というとTV報道等でよく耳にした名前と思いますが、震災から1年が経過して瓦礫は片付けられていたにもかかわらず、写真を見ていただくといかに悲惨な状況であったかご想像いただけると思います。
ただ、この写真は被災地のほんの1コマを切り取って撮影したに過ぎません。閖上地区だけでも、実際に行ってみて360度荒涼とした土地を見たら愕然とし、涙を禁じ得ません。海岸線から3〜4km内陸を海岸線に並行して仙台東部道路が通っていますが、津波はそこまで押し寄せています。それはこの地区だけでもとても広大な範囲です。
そして今回はすぐ北に隣接する仙台市若林区も車窓から見てみましたが、全くここと同じような状況です。

手元に昭文社発行の「復興支援地図」という物があって、津波が到達した地点が色づけされているのですが、それを見ると青森県から千葉県まで相当内陸まで津波被害があったことがわかります。その地図を見ても、東日本大震災での津波の被災地は広大な地域に上ります。
最後の方の写真に閖上地区の瓦礫仮置場の写真があります。被災各地で同じように瓦礫がまだまだ処理しきれずに残っているのが現状です。放射線検査をパスした物だけ、どうにか全国で分担して受け入れてください!
いわき市と名取市閖上地区の被災地の現状を見た私からの切なる願いです。インターネット公開にしてますので、一人でも多くの方に見ていただけたらいいなあ。

撮影:2012年4月25日 
初稿:2012年4月26日


★最後に東日本大震災でお亡くなりになった方のご冥福を改めてお祈りいたします。合掌

(転載、リンクフリーです)

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