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背脂生姜そば@宣久・世田谷区芦花公園

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写真: 背脂生姜そば@宣久・世田谷区芦花公園

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秋刀鮪(さんまぐろ)中華そば 宣久(せんきゅう)
  世田谷区南烏山3-24-7

 背脂生姜プロジェクト参加店訪問第6弾。これで都内の参加店は全てクリアしたはず。お店を訪れると、結構若い店主さんだったのは意外だった。券売機を見ると、メニューは中華そばともり中華の2本柱で、どちらも載せ物でバリエーションを増やしている。その中で、この背脂生姜だけは中華そばの系統ではないところに店主さんの想いがあるのだろう。880円。
 麺はほぼストレートの中麺。麺肌はかなりツルンツルン、噛むとほどよい歯応えがあってシコシコのコシのある麺だ。店内には何も表示は無かったが、お店の外壁には大きく「自家製麺」と書かれていたのでそのとおりなのだろう。なんと表現してよいのか思いつかないが、麺には旨味のような味のような味覚が結構強めにあり、初めのうちはスープとのバランス上違和感を覚えたが、そのうち慣れてしまったようだ。そのスープは、各種情報によれば、他のメニューでは、サンマとマグロをベースとした魚介系スープに大山鶏から抽出した動物系スープを配合しているそうだが、これは動物系素材を抜いた魚介系オンリーとのこと。背脂やショウガが混ざらないように気をつけながら味わってみると、節系でも煮干しでもない魚介の風味が感じられ、旨味もしっかりしているが、軽いと言おうかあっさりな味わい。物足りなさは無いものの味の深みにかける気がする。そこで、スープの一隅に流し込まれた背脂をレンゲで呼び寄せ混ぜ込むと、コクが感じられ味わい深くなるとともにほどよい甘味が加わった。やはり背脂の力はすごい。ただ、魚介のよい風味が薄くなるのが悩ましい。後半戦に入ってから、頭頂部に盛られたおろしショウガを溶き込むと、魚介風味はほぼ消え甘味も感じにくくなる一方、当然のごとくショウガの風味が支配的になるが、なぜか大した抵抗もなくすんなりと受け入れられた。この日のように冷たい雨がシトシト降る日には、食後、身体が温まったような気になるのでちょうどよい。チャーシューは、小ぶりだが厚みのあるバラ肉ロールチャーシューが3枚。かなり締まった食感だが、それでも肉の旨味は残っていて、脂身の甘さと何とか両方を味わえるのは○。メンマはシャギシャギと中庸の歯応えで味付け、特有の発酵臭ともかなり控えめ。あとは薬味のネギだけだったが、許されるのならモヤシあたりを添えて欲しい。

・お気に入り度:○

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